前記事 の事前調査を踏まえてここのブログ主が実際に出雲路を廻ったルートを紹介します。
これから出雲を旅する方の時間配分などの一助になれば幸いです。
今回の出雲旅行でブログ主が実際に廻ったルート(公共交通機関のみ)
1日目のルート
- 分倍河原 ー 羽田空港
4:57発ー6:10着
南武線ー京急本線エアポート急行
※東京からだと東海道線の始発か、南武線の始発に乗れば、事故さえなければ出雲行きのJAL便始発に間に合います。 - 羽田空港 ー 出雲縁結び空港
7:10発ー8:35着
JAL277便
※とはいえ空港内で迷ってるほど時間はないので、事前に京急改札から搭乗手続きをする保安検査場前までのルートは確認しておきましょう。
ちなみにJAL277便含め、中国地方行きは『南ウイング』です。
混み具合によりますが、『JALタッチ&ゴーサービス』を利用し、預ける荷物もなければ20分もかからず搭乗口前まで行けると思います。
搭乗手続きも事前に調べておくと便利です。 - 出雲縁結び空港 ー 出雲大社前
8:50発ー9:25頃着
空港リムジンバス
※この便を逃すと2時間以上空港で待つか、3kmほど歩いて最寄駅(荘原駅など)に向かわなければいけなくなります。
飛行機を降りてから空港出口まで所要5〜10分くらいです(荷物預けてなければ)。
ロビーに出てすぐのところに観光案内所を兼ねた空港インフォメーションがあります。
その観光案内所でも前回の記事でも紹介した、一畑交通が企画販売している
『縁結びパーフェクトチケット』
が販売されているので、そこで購入しておくことをオススメします。
バス車内でも買えますが、購入時に他の乗客の降車の邪魔になるし、バスの出発も遅らせてしまうので、空港で買っておいた方が無難です。
バス停は空港ビルを出てすぐ左手のわかりやすい場所にありますし、バスの運転手さんが空港内まで何度か乗車の意思確認に来てくれます。
その上、飛行機遅延の際など出発時間もある程度は融通効かせていただけるらしいので乗り遅れる心配はなさそうですが、なるべく定刻までにはバスに乗り込んでおきたいですね。 - 出雲大社前 ー 稲佐の浜(往復)
9:35頃発ー11:00頃着
徒歩
※ 空港リムジンバス運転手さんの話では、出雲大社近辺のリムジンバスの全てのバス停には コインロッカー が設置されているようです。
ブログ主が見た限りですが、利用料はどこも一律のよう。
小:200円
中:300円
大:500円
一畑電車の出雲大社前駅のコインロッカーの利用時間は、
6:00〜21:00
でした。
他の場所は未確認なので、出雲観光ガイドに詳しく紹介されているので確認してみてください。
ちなみにブログ主は、一畑電車で移動する予定だったし、2泊分の着替えを持ち歩くの面倒だったので、電鉄出雲大社前のロッカーに預けました。 - 正門前(出雲大社) ー 日御碕神社(往復)
(行き)13:17発ー13:42着
一畑バス 出雲空港線
(帰り)14:19発ー14:41着
一畑バス 出雲空港線
※新型ウィルス禍の影響で、社務所の開所時間が短くなっているようです。
ブログ主が伺った時は、
10:00〜15:00
とおっしゃっていたので、御朱印やお守りなど社務所に御用がある方は早めに行かれることをお勧めします。
もう一本後のバス(15:54頃発)に乗る予定でしたが、大雨に降られてしまい、雨宿りするカフェも定休日だったので、ものの30分で退散させられてしまいました。
心残りありまくりなので、是非もう一度行きたいです。
でも、その雨のお陰で、出雲大社に戻ったときに、
『二重の虹』
という珍しい現象を見ることができました。
これを見せるために出雲に呼ばれたのかな・・・
という気さえしました。 - 出雲大社前 ー 松江しんじ湖温泉駅ーホテル
19:10発ー20:11着
一畑電車大社線ー一畑電車北松江線
※冬なのですでに外は真っ暗でした。
ですので一畑電車北松江線から綺麗に見えるという有名な『宍道湖の夕日』には間に合いませんでした。
見たい方は、松江市の天気と日没時間をGoogleで調べて行かれることをお勧めします。
以上が一日目のルートとなります。
2日目のルート
- ホテル ー 松江しんじ湖温泉駅ー電鉄出雲市駅
6:26発 ー 7:33着
一畑電車北松江線 ー 一畑電車北大社線
※ 2日目は廻る場所が多いので、頑張って始発で出発しました。 - 電鉄出雲市駅 ー 佐田行政センター前
7:39 ー 8:18頃着
一畑バス 須佐線
※ 6分しかなかったですが、寒すぎるので電鉄出雲市駅前のコンビニでホットレモンを購入。
須佐線のバス停2番乗り場は隣のJR出雲市駅北口です。
電鉄側改札から歩いて1分もかかりません。
バスは、対向車が来たらどうやってすれ違うんだろう、とビビるくらいの狭い山道を行きます。
途中で出雲市立みなみ小学校の児童さん達が乗り込んできましたが、びっくりするくらいお行儀良く静かに乗車してて感心させられ、なんとなく自分も身を正してしまいました。
この児童さん達以外は、数人のご老人が乗降しただけ。
神戸川沿いを走るので、いくつもの吊り橋がかかる風景を見ることができ、貸し切りの観光バスに乗ってるかのように錯覚してしまうほど贅沢な旅路でした。 - 佐田行政センター前 ー 須佐神社
徒歩 片道30分程度(片道およそ3km)
※ 3kmほどの道のりでしたが、バスも出ていないので歩きました。
山道を覚悟していましたが、思いのほかなだらかな道のりで、景色も良く、歩くのが好きなブログ主には気持ちの良い運動になりました。
【八雲立つ】の風景
道中に摂社が二社ほどあるので、帰り道がてら寄らせていただきました。何度か地域住民の方々に話しかけれ雑談を交わしました。
歩いて須佐神社まで来る人間など稀らしく、多分不審に思われたのでしょう笑。 楽しかった一方、余所者に話しかけるのは防犯のためにも良いことだよなぁ、と都市部のセキュリティの低さを思い知らされました。 - 佐田行政センター前 ー 三本松ー塩冶神社
11:01頃発 – 11:35頃着
一畑バス 須佐線
※ 塩冶神社に寄るので、路線で一番最寄りの『三本松』というバス停で降車しました。
塩冶神社の社務所にいらした女性の神職(?)さんがいろいろ説明してくださったので話し込んでしまい、ついつい長居して予定を狂わせてしまい、『献上そば 羽根屋』さんで出雲蕎麦を頂くという野望(?)が潰えました笑。
おかげで面白いお話をいろいろ伺えたので、後日の記事にて詳細に綴りたいと思います。 - 塩冶神社 ー 宿禰餅本舗 坂根屋
徒歩 20分程度(およそ2km)
※ 羽根屋さんの出雲蕎麦のために万九千社を諦めようか、とも思いましたが、せっかく神在祭の期間中に旅してるので、神社詣を優先しました。
しかし、坂根屋さんの和菓子だけは諦めるわけにいかなかったので、かなり早歩きで(というかほぼ駆け足で)向かいました。
坂根屋さんで無事に『出雲ぜんざい』と『神在月』という備中白小豆で作られた羊羹をGET。
- 電鉄出雲市駅 ー 大津町駅 ー 万九千社
徒歩 片道25分程度(およそ2km)
※ 距離的に近く感じますが、長い橋を渡るときに山から吹きおろす強風に煽られるので、徒歩はあまりお勧めしません。
風が強かったので往復ともかなりのんびり歩いたのですが、大津駅に戻ってから結構待ち時間ができました。
しかし徒歩を諦めるとなるとタクシーしか交通手段がありません。
万九千社についても詳細は後日の記事で綴りたいと思います。 - 大津町駅 ー 松江しんじ湖温泉駅ー内中原小学校前
内中原小学校前バス停まで徒歩5分程度(およそ700m)
一畑電車北大社線 ー 一畑電車北松江線
※ 内中原小学校前のバス停まで歩いたのは、そこから乗った方が一本早いバスに乗れる上、10円ほど(笑)運賃が安いためです。
バスが来るまで少し時間があったので、松江しんじ湖温泉駅前の足湯に浸かろうかと思いましたが、タオルを忘れてきたことに気づき、泣く泣く諦めました…… - 内中原小学校前 ー 佐太神社前
16:13頃発 – 16:28頃着
一畑バス 恵曇線
※ 帰宅時間なのかかなり混んでいました。
座れるほど空いたのは降車バス停の3つほど手前でようやくな感じでした。 16:30頃に佐田神社に着いたのですが、社務所はすでに片付けを始めていてかなり焦りました。
正面拝殿に参拝した後急いで社務所に向かうと、
「17時まで開けてますのでゆっくりご参拝ください」
とおっしゃっていただき安堵。
全社を順路通り廻ることができました。 - 佐太神社 ー 南殿町
17:37頃発 – 17:59頃着
一畑バス 恵曇線
※ 京橋川沿いを散歩したかったので、『南殿町』というバス停で降りました。
風情あってイイ感じです。
さすが温泉街。
3日目のルート
- 松江シティホテル別館前 ー 松江駅
6:47頃発 – 6:51頃着
一畑バス 恵曇線
※ 松江駅前は全然散策できなかったんで、宿の目の前にあるバス停から頑張って始発に乗り、30分ほど散策できました。
早朝すぎてお店とかほとんど開いてませんでしたが、住みやすそうな良い町だな、という感想を抱きました。 - 松江駅ー出雲縁結び空港
7:25頃発 – 8:00頃着
リムジンバス出雲空港線
※ 早めに空港に向かったのですが、早く着きすぎて手持ち無沙汰になりました。
おかげで空港2Fの土産物屋さんではしっかり時間をかけてお土産を選ぶことができました。
空港にそういう用事がなければ30分後のバスでも十分間に合いそうです。 - 出雲縁結び空港ー羽田空港
9:30発 – 10:45着
JAL278便
※ いやー……やっぱり飛行機は速くて楽ですね。
座席がトイレの前で人の行き来が多くて落ち着かなかったのですが、添乗員さんが、
「よければ前の空いてるお席にどうぞ」
と言ってくださり、お言葉に甘えました。
やはり大手エアラインは気配り細かいですね。
発着ともに定刻通りで、予定通りに客先に向かうことができました。 - 羽田空港ー中目黒(客先)
※ ぶっちゃけると旅先から直で客先って切り替えキツかったです。
まぁユルい対応してくださるお客さんだったんで事なきを得ましたが、出張帰りとはまた感覚違うし、避けた方が良いかな、と思いました笑。
まとめ
計画立てる前は、
「車なしで出雲旅行とかできるんだろうか・・」
と不安でしたが、結論として余裕でイケました。
今回の記事をまとめると、
- 出雲詣は2泊3日くらいがちょうど良い
- 『縁結びパーフェクトチケット』は空港で買う
- 出雲旅行は『車なし(公共交通機関のみ)』でも割りと動ける
- 東京からなら飛行機が断然ラク
という点を強調したいです。
反省点
- 各目的地の事前調査をもっとしっかりやっておけばよかった
- 現地のみなさんとゆっくり話せる時間の余裕をもっと取るべきだった
今回の旅の反省点をあえて述べるなら以上の2点でしょうか。
ひとつ目については言い出したらキリがないのですが、
ふたつ目については、もう少し場所を絞るか日程を多めに確保してもよかったかな、と思っています。
3日目をフルに使えたら松江も観光できたかもしれませんしね。
しかし、早朝便とそれ以外では旅行代金(というか航空チケット)の価格差は1万円を超えてしまいます。
悩ましいところですね。
それくらい私の出会った現地の人々が魅力的だった、というのがこういう反省をさせた大きな要因だと思います。
総合的に見て、今回の旅に点数をつけると、
90点
という自分的にはかなり満足度の高い旅になりました。
この旅の記録が、これから出雲を旅する皆様の一助になれば幸いです。
次回は『稲佐の浜』の現地レポートや事前に調べたことを綴っていく予定です。
また読んでいただければ嬉しいです。