前記事に引き続き、著者が2021年12月21日に日帰りで行った、
『2021年冬季青春18きっぷ』 を使ったJR線ルートを辿ってみたいと思います。
青春18きっぷ については以前の記事をご参照ください。
今回は、前回と同じくJR八王子駅をスタート地点にして、以下の目的地を目指しました。
- 甲斐善光寺
- 弓削神社
- 身延駅周辺
- 富士山本宮浅間大社
- 富知神社
- 三嶋大社
に途中下車しつつ、 中央本線 → 身延線 → 東海道線 → 相模線 を1日かけて乗り継いできました。
ちょうど富士山をJR線でぐるっと一周した感じになります。
以下が旅程です。
青春18きっぷ2/5回目のルート:身延 + 富士宮 + 三島
JR八王子 – JR善光寺
5:07発 – 6:53着
JR中央本線 – JR身延線
※ 八王子始発の中央本線大月行電車内はご覧のようにガラガラのほぼ貸切状態。
前回と同じく、懲りずに凍えそうな寒さの始発車両に乗り込みました。
しかし学習して前回より1枚多く着込んで、貼るカイロも増やしたので車内温度も快適に感じ、電車内で眠ってしまいました。
JR善光寺 – 甲斐善光寺
(往き)6:55頃発 – 6:05頃着
(帰り)6:20頃発 – 6:48頃着
徒歩 片道約1km
※ JR善光寺駅に着くとホームから早朝の富士山が綺麗に見えました。
こちらは北岳とか日本アルプス方面(まだお月様が見えます)。
この日の甲府、めちゃくちゃ寒かったです。
『甲斐善光寺』までの道中、自販機でホットドリンクのお世話になりました(下手をすると諏訪より寒かったかもしれません)。
そんな中AM7:51発の次の列車まで30分以上も時間を潰さねばならず・・
じっとしてると死にそうだったので、そこから徒歩10分ほどの場所に在る
『酒折宮』にもう一度参拝に行きました。
考えてみれば前回の旅で善光寺見学を失念していなければ、今回その時間を他の場所に割り振れた上、寒い思いもしなくて済んだかもしれませんね笑。
JR善光寺 – JR市川本町
7:51発 – 8:20着
JR身延線
※ 身延線で青春18きっぷを利用できる普通列車は大体2時間に一本くらいの運行頻度なので、そのへんを注意して旅行計画を立てましょう。
この時間、身延線も割りと乗客が多いですね。
JR市川本町 – 弓削神社
8:20頃発 – 8:50頃着
徒歩 約850m
※ 市川本町駅前の宝寿院を見かけ、参拝してきました。
続いて、 市川郷二宮『弓削神社』 を参拝してきました。
宝寿院に立ち寄ったので所要30分ほどかかっていますが、市川本町駅からは徒歩10〜15分ほどで着きます。
主祭神は
瓊瓊杵尊と木花開耶姫命ですが、
ヤマトタケル尊と共に蝦夷東征に随伴したとされる
大伴武日命も祀られているようです。
神社の隣のお宅が管理されてるようですが、お留守だったようで御朱印はいただけませんでした。
残念。
弓削神社 – JR市川大門
9:20頃発 – 9:30頃着
徒歩 約1km
※ 往きと同じ道を辿るのも勿体無い気がしたので、弓削神社からは同程度の距離にあるJR市川大門駅を目指しました。
一度Googleマップに騙され(笑)駅に入れない道に誘導されましたが、次の列車までかなり余裕があったので事なきを得ました。
以前、『ゆるキャン△スタンプラリー』という身延線沿線の地域の企画に参加した時にもこの駅を利用しているんですが、あの時は時間がなくてすぐ列車に飛び乗ってしまいました。
しかし今回、落ち着いて見学するとこの駅、かなり風情があっていい感じの駅ですね。
JR市川大門 – JR身延
9:50発 – 10:52着
JR身延線
※ 久しぶりに身延駅周辺を散策しました。
実はここのブログ主、『ゆるキャン△』という原作が漫画でアニメ化もされた作品が大好きです。
アニメ好きですが、所謂「聖地巡礼」なるものはほとんどしない著者ですが、
作品が好き過ぎるのと、
この地域の人々がそういう旅行者を温かく迎えてくれるのが嬉しくて、
今回以外でも2回ほど「聖地巡礼」しています。
なにも考えずに読める(観れる)良作なので、是非一度作品に触れてほしいですね。
次の電車まで時間があるので身延山まで行こうと思ってたのですが、新型コロナ禍の影響かバスが運休していたので断念。
代わりに、身延駅前の『ゆたか屋』さんでほうとうをご馳走になりました。
開店間もない時間だったようで、客は自分一人しかおらず、身延駅周辺の観光地について伺ったのを切っ掛けに店員さん達と少しお話ができました。
『ゆたか屋』さんは実写版『ゆるキャン△』のロケ地だったらしく、その時の裏話なんかをいろいろ聞かせていただきました。
お店が混んできたので会計を済ませ、 富士川沿いをぶらぶら散歩し、 『栄昇堂』さんで『みのぶまんじゅう』を日持ちしないのに10個も購入(笑)。
ちなみに『みのぶまんじゅう』は原作漫画とアニメ版の『ゆるキャン△』で登場した、身延でしか買えない饅頭。
1個80円くらいなのにかなりのボリュームです。
食べ始めると止まらなくなるのでカロリー注意です。
特にアニメ放映以降、ブログ主のような所謂「聖地巡礼」者たちによって売り上げが少し伸びたそうです。
JR身延 – JR西富士宮
12:34発 – 13:33着
JR身延線
JR西富士宮 – 富士山本宮浅間大社 13:35頃発 – 13:45頃着 徒歩 約700m
※ 『富士山本宮浅間大社』には富士宮駅からより西富士宮駅からの方が若干近いようです。 晴れ渡っていて、富士山にも雲がかかっておらず、最高のコンディションで撮影できました(後は撮影の腕があれば・・くっ)
そういえば富士宮も何気に『ゆるキャン△』の聖地ですよね。
富士山本宮浅間大社 – 富知神社
14:10頃発 – 14:20頃着
徒歩 約700m
※ 『富知神社』の主祭神は大山津見神のようです。
著者がいろいろ調べているホツマツタヱを元に考察すると、
『大山津見(オオヤマツミ)』
は役職なので、歴代オオヤマツミの内、
磐長姫命と木花開耶姫命の父君にあたる『マウラ』と呼ばれる上様を祀っているのではないか、と(すぐ近くの浅間大社には木花開耶姫命が祀られているので)。
社務所等は無人のようですが、拝礼所にあるお賽銭箱脇の鉄製の箱に書き置きの御朱印が入っていました。
1枚500円と書かれていましたので、賽銭と合わせ505円をお賽銭箱に入れて頂いて参りました。
富知神社 – JR西富士宮
14:30頃発 – 14:40頃着
徒歩 約1km
※ 次の列車が間に合いそうなギリギリの時間だったので結構走りました(笑)。
普通に歩けば15分ほどかかりそうです。
JR西富士宮 – JR三島
14:43発 – 15:37着
JR身延線 – 東海道本線
JR三島 – 三嶋大社
15:40頃発 – 16:00頃着
徒歩 約1km
※ 目的地は伊豆國一宮『三嶋大社』です。 『富知神社』同様、主祭神として
オオヤマツミ神を祀っています。
積羽八重事代主神も祀られているようなのですが、ホツマツタヱを読み解くと、ソサノヲ尊に発するイズモ系統四代目にあたり、四国を治めていたはずのツミハ神がなぜここに?と不思議に思いました。
このへん詳しい方にお話を伺いたいものです。
新型ウィルス禍で本来社務所は16時に閉所。 すでに10分ほど過ぎていましたが、神職の方に尋ねると、
「書き置きのものになってしまいますが」
と言いつつ社務所の電気を点け直してくださり、快く授与くださいました。
最後に、
「遠くからよくぞ参られました」
と笑顔で仰っていただき、旅の最後にほっこりさせていただきました。
最後に『ひなよし』さんという居酒屋さんでおいしい魚料理と日本酒をいただき、幸せな気持ちのまま三島を後にしました。
JR三島 – JR八王子
19:09発 – 21:36着
JR東海道本線 – JR相模線 – JR横浜線
※ 結構のんびりした旅程でしたが、意外にも22時前に八王子に帰り着きました。
今回の『青春18きっぷ使い倒し度』:通常運賃との比較
青春18きっぷは1回(1日)で
12,050円(切符1片の価格)÷ 5(回分) = (1回あたり)2,410円
を超える通常運賃分を移動できれば、 「元が取れた」 と言えます。
では、今回ここのブログ主が廻ったルートは、通常運賃にするといくら分になるのか、と言いますと・・
八王子 – 善光寺 | 1,520円 |
善光寺 – 市川本町 | 330円 |
市川大門 – 身延 | 510円 |
身延 – 西富士宮 | 590円 |
西富士宮 – 三島 | 680円 |
三島 – 八王子 | 1,980円 |
通常運賃合計 | 5,610円 |
前回の諏訪ルートには及ばないまでも、今回も1回分(2,410円)の2倍近く「元を取って」います。
降車した駅も5回と、普通列車の運行本数が少ない身延線主体の旅にしてはそこそこな回数となりました。
まとめ
今回は八王子を出発点に、富士山を囲うようにJRの路線をぐるっと一周して来ました。
まぁなんかほぼ
『ゆるキャン△聖地巡礼ツアー』
みたいになってしまいましたね(笑)。
今回のルートをまとめると、
- 『青春18きっぷ』で富士山周りを日帰りで一周できる
- 真夏以外はこのルート、北側と南側で気温差があるので、鞄等は脱いだ衣服を入れられる大きめのものが便利
- 身延線の普通列車は大体2時間に一本なので注意
- 富士山本宮浅間大社へ歩く場合は西富士宮駅からの方が若干近い
- 新型ウィルス対策で早く閉まる神社の社務所が多い
- もはや身延線沿線の旅の目的は『ゆるキャン△聖地巡礼』
ということで締めたいと思います。
この記事が皆さんの旅の一助になれれば幸いです。